2月第2週~雑感3~共同通信杯 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 フェイクニュースには注意しよう。

 例えばJRA発信であっても今回は伊吹雅也氏の過去10年分析であるがデータ分析と銘打ってはいるものの、その中身には合理性に欠けるものも多い。データに関してはターゲットを利用しているのでファクトなのだろうが好走馬の条件を列挙すると

・前走好走馬が中心
・キャリア5戦以上馬は不振
・これまでの戦績に注目
・前走の単勝人気も重要

 これらの好走条件は「第55回共同通信杯」でなくても「3歳未勝利戦」であっても集票力を発揮するキャラの条件でもあるし人気通りに着順確保するものである。条件を満足していても条件には入れずに単勝1番人気馬がやや苦戦していると対象を難解だと断言している。自らが相反する条件を呈し満足する対象が存在しにくくしているからである。まるで、館に属することに出来ない占い師のようなものである。

 なぜ、そこで前走3着以内馬なのに人気順は1番人気で無いのかという疑義を持ち出さないのか?

 当該番組で最も強力な成長力を見せたのが2014年イスラボニータであり、同馬のルートが王道なのである。ここでいう王道とは通常のものとは異なる訳で同馬には増量勝歴も所持しているのである。だから王道とは言え同馬は(優)を持たずに皐月賞馬となり(優)弥生賞馬は2着であった。通常とことなるという意味には、この「共同通信杯」が中止代替月曜競馬であった事も含む。そして同馬は阪神カップを制して引退した。

 何やら書こうとしていた揚げ足取りとは異なる方向性に逸脱してしまったが伊吹氏には何の恨みも無いので、この辺にしておこう。

 単勝馬券を買うなら5番人気馬をギリギリまで観察してから買いましょう。当然ながら前走3着以内。候補は挙げないが要注目馬はステラヴェローチェが1番人気との仮説の中でのエフフォーリアキングストンボーイの2頭。
レース結果)