「第81回皐月賞」~史上初?~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

ガセネタ です。
 さて、クラシック第1弾「皐月賞」は昨年のコントレイルのようなぶっ飛んだ大本命が存在しないカオス状態となっている。それらを証左するように集票構造も支持2割程度がツートップに座して同じ4枠に配置されている。
 しかし、我々は今年の「皐月賞」の馬柱を観察して決定的な違和感を感じなければならないのである。勿体つけても仕方ないので言及するが、それは出走頭数にほかならない。
 16頭立戦の「皐月賞」と言われて具体例を出せる人は左程、多くないはずである。理由は過去に何度も存在した訳では無いからであり、当該はフルゲート18頭立戦から2頭が発走前に消えたジェニュイン(1995)の「第55回皐月賞」とは異なるものである。これらが当該「皐月賞」と共有するのは2分を切れない競馬になるという事ぐらいであろう。つまり「皐月賞は速い馬が勝つ」という法則が成立しないということである。だからタイトルホルダーが逃げて粘り込むような速い決着はないし出走馬中、唯一、2分を切った計時のあるエリカ賞馬アドマイヤスバルがリステッドに付与された(優)を駆使する事も無い。
 ゴール前のストロングフォローを背負いながら重賞初出走初勝利がクラシック勝利という椿事を起こすのは今年まだ1勝。昨年5勝の11年目の泡沫騎手である。